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帰ってきています。

三題噺は明日から。……できればよいなぁ。

読書感想文は太宰ばっかだな。

違うのも、ぽつぽつ書けるように頑張ります。

では、つづきから。
きりぎりす (新潮文庫)きりぎりす (新潮文庫)
(1974/09)
太宰 治

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結構おもしろいのたくさんあったかな。


・畜犬談

泣きそうだった。

ただ、これはどう解釈すれば良いんだろう。

中期だし素直に読んでも良いんだよね。

だったら、良い話なんじゃないの、これって。

いや、最後以外を読めば決して良い話とはいえないんだけど、

でも、これって途中から深層化でポチに情が移っているでしょ。

そこを感じながら読めば、全体的にあたたかい(敢えてそう言う)話かなぁ、と。


・きりぎりす

これは凄いね。

表題になるだけあるよ。

こういうのは好きだな。

太宰は魅力的な女性を描くね。

まぁ、これを魅力的ととるかどうかは人によるのかもしれん。

でも、富嶽百景しかり、女生徒しかりね。

個人的に太宰の描く女性は好きかもしれません。

ひとりがたりっていうのも良いのかも。


・水仙

これが一番かな。

もう1回じっくりと読み返したいなぁ、と思ったのはこれ。

うん。

多分、言葉では伝わらない。

いや、文字では伝えづらい。

なんて言うんでしょうね。

別にそこまで突飛な物語ではない。

ありがちといえばありがちな話。

冒頭を読めばある程度オチが読めるし。

けどまぁ、う~ん……。

なんていうか。

芸術、っていうのがキーなのか。

あるいは、天才っていうのがキーなのか。

芸術家も天才も、どちらも常軌を逸しているわけじゃないですか。

で、彼女が天才であったかは定かではないけれど、

もし仮にそうであるとするならば、

彼女は芸術家であり、かつ、天才でもあった。

で、“ただの”芸術家であった僕は端的に言えば妬みがまずあったと。

いや、辱められたという思いもあるわけだけどね。

でも、あ、これは私の解釈だけど、

僕は水仙を見て気づいたはず。

彼女はまさしく天才だったと。

自分にはない芸術に対する才覚があると。

そこに妬みが生まれる。(そんな簡単な表現ではきっと物足りないだろうけれど)

結果として、絵を破ることになる。

ん~。違うかな。

もう1個の案としては、

僕が彼女の才覚を認めて、だからこそ彼女の絵をこの世に一枚も残しておきたくないと思ったケース。

この場合でも、妬みがゼロではないはず。

ただ、この場合は、もしかすると最後にあるように怖くなったのかもしれない。

彼女の残り香が。

うん。

やっぱりうまく書けない。

一読して欲しいところ。




これ以外にも良いのはあるよ。

多分、多くの人が良く知るような太宰らしいどうしようもないエンドの話もあります。

お気に入りの短編を見つけてください。

では。


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2009.03.13 Fri l 読書感想文 l COM(0) TB(0) l top ▲

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