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お題「ピアス」「蟻」「歌」


今回は後ろの方に書きたいことを書く。

あとがき的な。

どうぞ。
暑い夏の日のことです。

アリたちは、寒い冬に備えて一生懸命働いていました。

汗をかき、その身体に鞭打って、食糧を集めつづけます。

しかし丸一日働いていても、それほど多くは集まりません。

だから今日もアリたちは食糧を集めるために働きます。



そんな、ある日、まるで夢物語のような歌を謳っているキリギリスに出会います。

キリギリスは汗水たらして働くアリたちに向かって訊ねます。

「君たちはどうしてそんなに一生懸命働いているんだい?」

「何を言っているんだ。今のうちに働いておかないと寒い時期が来ちゃうじゃないか。君もそんなところで遊んでないで働いた方が良いよ」

「ばかだなぁ。僕は別に遊んでいるわけじゃないよ。確かにそう見えるかもしれないけど、謳うのも立派な仕事さ」

「……そうかい」

「ああ。ほら、これ見てくれよ。このピアスにサングラス。余ったお金で買ったんだ。良いだろ?」

「余るほどお金があるなんて羨ましいね。ああ、僕たちは休んでいる暇はないんだ。もう行かなきゃ」

「そうかい。……あ、そうだ。少ないけど、これでも受け取ってくれ」

そう言って、キリギリスはアリたちに食糧を提供します。

「え? 良いのかい?」

「ああ。これも僕の仕事のうちさ。ちゃんと全員分を提供するよ」

「ありがとう。少しは仕事が楽になりそうだ」

「そりゃあ、良かった」

キリギリスから食糧をもらったアリたちは、さらに貯蓄を増やすために働きます。

そうして、ようやく冬が来る前にそれを乗り切るだけの食糧を集めることができました。

「これでなんとかなりそうだね」

「良かった、良かった」



さて、それからすぐに寒い冬がやってきました。

冷たい雪が降る中をキリギリスが歩いています。

「これはまずい。こんなに寒いとやっていけない」

キリギリスは意を決して、アリの家をノックします。

「あ、キリギリスさん。何か用ですか?」

アリの家には、キリギリスからもらった食糧と自分たちで働いて手に入れた食糧が、たくさん貯め込まれています。

それを見てキリギリスはにんまりと笑いました。

「あー、実は話があるんだ」

「何でしょう?」







「君たちに食糧をきっちり給付したことだし、ここらで1つ増税でもしようと思うんだ。国のために支払ってくれるよね?」




完。



つまりは単純な話。

オチでストレートに書いたからご理解いただけたはず。

アリ=国民、キリギリス=政治家、といった構図です。

誤解のないように言っておくと、私は定額給付金にも増税にも賛成。

ただ政治関連のことを書くと、いろいろ面倒なことになりがちなので自重。



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2009.02.20 Fri l 三題噺 l COM(0) TB(0) l top ▲

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