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お題「砂糖」「鯨」「魚屋」


砂糖って前出たっけ?

できるだけ、前使った言葉が出たときはお題の選び直しをしているんだけど、

砂糖に関しては記憶が曖昧。

どうぞ。
本日は、とある魚屋でのお話。

どうやら店の前で若者が喧嘩をしている様子。

「おいこら! てめぇ、とろとろ(トロ)歩いてんじゃねぇよ!」

「ああ? そんなことで、いちいち目くじら(鯨)立てんなよ」

「なんだと? 人の邪魔になっておいて、その態度(鯛)はなんだ?」

「お前に迷惑かけたかよ?」

「はぁ? ちょっとこっち来い(鯉)や!」

今にも一触即発、周りがざわつき始めたのに気づいた魚屋の店員。

慌てて喧嘩を仲裁しようと飛び出します。

「まぁまぁ、あなた。彼のような人には言わし(鰯)ておけば良いじゃないですか。少し落ち着いて」

「おい、なんだその言い方は。お前、人を見下してんのか?」

「ああ? お前、わかんめぇ(わかめ)やつだな。店員さんがそんなことをするめぇ(するめ)よ。ただ注意してくださっているだけだろが。ねぇ?」

「だったら今の引っかかる物言いはなんだよ?」

「俺らを落ち着かせようとしてくださってんだろ? ……全く誰彼見境なく腹立ててんじゃねぇよ」

「ああ? 喧嘩売ってきたのはそっちだろうが」

「ですから、お客さん。ちょっと落ち着いて」

逆に火に油を注ぐ結果となりまして、店員は慌ててしまいます。

裏からまた1人店員が出てきて、再び仲裁を行います。

「ここでは他のお客さんの迷惑になりますので、すみませんが、場所を変えてはいただけませんか?」

「おいおい。俺は別に騒ぎを起こしたいわけじゃないんだよ。こいつが謝れば丸く収まるわけだろ?」

「ああ? お前、おおぼら(鰡)吹いてるんじゃねぇよ? どうせ騒ぎを起こして注目を集めたいだとかいうちんけな理由で俺につっかかってきたんだろ?」

「はぁ?」

「ほら。さぁさぁ文句(サーモン)あるなら言ってみろ。乗ってあげるからよ」

「いちいち癪(シャーク)にさわるやつだな!」

やはり止まらぬ大喧嘩。

こちらの店員も慌てふためいてしまいます。

そして、まさに彼らが殴りあいを始めようかというところ。

裏から大物の登場です。

彼こそは魚屋の店主。

彼は開口一番叫びます。



「喧しいわ! 喧嘩を売るのも買うのも余所でやれ! ここは魚しか売買しておらん!」



それに臆した若者2人。

ぶつくさ文句を言いながら遠ざかります。

「おい、お前ら。あんなやつらがいたら商売あがったりだ。早いとこ塩でもまいとけ!」

若者が立ち去ったのを確認し、店主が店員に向かって怒鳴るように言います。

「はい。了解です」

「ありゃあ、血圧がうなぎ(鰻)のぼりみたいだな。倒れなきゃいいけど」

店員たちはそう言いながら急いで店の奥に向かいます。

店主の機嫌が悪いときは、きびきびと働くのが暗黙の了解です。

さてさて、店員の1人が奥からとある調味料を持ってきて、それを店前にまきますと、すぐさま店主の怒鳴り声が飛んできます。

「おいおい、お前。それ塩じゃなくて、砂糖じゃねぇか! こんな時にふざけてる場合じゃねぇぞ!?」

どうやらその店員。

あまりにも急いで事を運ぼうと焦りすぎていたらしく、塩と砂糖を間違えた様子。

店主の形相に慌てふためいた彼は、思わずこう洩らしてしまいます。





「か、甘味ん(=堪忍)してください」





すかさず店主が返します。



「全く、いい加減(烏賊)にしとけよ!」



完。


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2009.02.15 Sun l 三題噺 l COM(0) TB(0) l top ▲

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