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また1週間ほど空いてしまいました。

とりあえず2話連続投稿します。

9話、どうぞ。
第9話「バカにしないでください」

「誰ですか?」

いきなりの発言者にそう問いかけたのは、意外にもユウシャだった。

問いかけられた男は憮然とした顔つきのまま、つまらなさそうに口を開けた。

「ああ? 俺はセンシだが?」

「……センシ」

「あの“勇者”のガキが、こんなへたれかよ」

センシは吐き捨てるように言うとキシに視線を移し、彼を力の限り睨み付けた。

「そんなガキを護っているお前も、な」

それだけ言って、センシは一足先に旅立った。

残された2人はしばらく無言のまま手を握り合い、ユウシャの方からすっとその手を離した。

「私は勇者の娘です」

「はい」

「とっても怖いです」

「はい」

「でも、勇者の娘です」

「はい」

「……私を、護ってください」

決意の込められた瞳は、まだ少し弱々しかった。

だからこそ、キシはその目をそらさずに答える。

「もちろんです」


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2011.07.17 Sun l 連載小説 l COM(0) TB(0) l top ▲

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