上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- -- l スポンサー広告 l top ▲
毎日暑いですね。

7話書きます。

どうぞ。
第7話「べ、べつに怖くて震えているわけじゃないんだから。そう、これは武者震いなんだからね」

自分の周りだけ明らかに空気が違うと気付いたときには遅かった。

「……え?」

いつの間に現れたのか、ユウシャの前には1人の女性が立っていた。

「…………ダレ?」

乾いたユウシャの声が、空に吸い込まれるように消えていく。

彼女はゆらりと笑うと、ユウシャの顔の前に左手を広げた。

その光景をぼんやりと眺めていたユウシャは、彼女の手のひらの真ん中から眩い光が溢れ出すのを――。

突如、一筋の閃光が通り過ぎた。

「あなたは――!」

「申し訳ないが、ここは引いてもらいたい」

キシの振るった刀が女性の首筋にちくりと刺さる。

「……」

彼女は目を瞑って震えるユウシャを一瞥すると、一歩後ずさった。

「また会いましょう」

その言葉は多分、キシではなくユウシャに向けられたものだった。

彼女は何やら呪文を唱え、煙の様にその場からもわんと消え去った。

キシは彼女の気配がなくなるのを確かめてから、ユウシャに声をかける。

「大丈夫ですか?」

ユウシャは涙のたまった瞳をおそるおそる開いて、ぽつりと呟いた。

「こんな私に何かができると思いますか?」


←前へ
次へ→



駄文同盟.com

にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村
スポンサーサイト

2011.07.03 Sun l 連載小説 l COM(0) TB(0) l top ▲

コメント

コメントの投稿












       

トラックバック

トラックバックURL
→http://hungry1spice.blog25.fc2.com/tb.php/276-b2b69950
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。