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Acute effects of decaffeinated coffee and the major coffee components chlorogenic acid and trigonelline on glucose tolerance.
van Dijk AE, Olthof MR, Meeuse JC, Seebus E, Heine RJ, van Dam RM.
Department of Health Sciences, EMGO Institute for Health and Care Research, VU University Amsterdam, the Netherlands.
Diabetes Care. 2009 Jun;32(6):1023-5. Epub 2009 Mar 26.




えーっと、ゼミ関連でこの論文をまとめてレポートを書きました。

と、いうわけで、せっかくなのでちょっとだけ紹介。

ちなみに、雑誌は『Diabetes Care』なのですが、インパクトファクターはかなり大きいそうです。

なので信頼性としては、そんなに問題ないかなぁと思います。

では、以下でまとめていきます。

箇条書きかな。



コーヒーは2型糖尿病のリスク低下につながる。

・カフェイン以外の成分がそれに関わっているかもしれない。

・そこで、本研究ではクロロゲン酸トリゴネリンに着目してみた。

・被験者は非喫煙者でBMI25.0~30.0の肥満の男性15名。

・水270mlに、デカフェコーヒー12g、クロロゲン酸1g、トリゴネリン500mg、偽薬としてマンニトール1gの4つの内のいずれかを溶かして摂取してもらった。

・クロスオーバー試験。

・被験者はブドウ糖の経口摂取(OGTT)の30分前に上記4つの内のいずれかを摂取してもらい、最初の採血を行った。

・以後、OGTT開始直前、開始後15分、30分、60分、90分、120分の計7回の採血を行い、それぞれの時間における血糖値とインスリンの濃度を調べた。

・クロロゲン酸を摂取した場合は、OGTT後15分において偽薬に比べて血糖値が0.69mmol/l低下した。またインスリンの濃度はOGTT開始時に6.6pmol/l、OGTT後15分に73.3pmol/l低い値を示した。
 
・トリゴネリンを摂取した場合は、OGTT後15分において偽薬に比べて血糖値が0.51mmol/l低下インスリン濃度もOGTT後15分において117.0pmol/l低くなった
 
・デカフェコーヒーを摂取した場合は、OGTT後15分においてインスリン濃度が低くなる傾向が見られたが有意差には至らず、各時間においてそれほど大きな変化は見られなかった。

・結論として、クロロゲン酸とトリゴネリンは食後早期のグルコースとインスリンの応答を軽減させると言える。



はい。

要は、食後のコーヒー(デカフェコーヒーも含む)摂取により血糖値の急上昇が抑えられる、ということですね。

血糖の急上昇には幾つか問題が指摘されているのですが、とりあえずこれが抑えられれば、糖尿病の予防につながります。

その理由を説明する前に、少しだけ脱線して説明を入れます。

そもそも2型糖尿病の原因の1つに、インスリン抵抗性が挙げられます。

インスリン抵抗性とは、インスリンが正常に分泌されているにも関わらず、それの効きが悪くなり糖代謝が鈍る、という症状です。

少し簡略化しますが、そのインスリン抵抗性に対抗するために、膵β細胞はインスリンを過剰に分泌し続け、それが長期にわたることで、膵β細胞の機能が障害され、結果としてインスリンが分泌されにくくなり、糖尿病につながります。

で、これが普通2型糖尿病になる場合の流れなのですが、血糖値が急上昇する場合もインスリン分泌に異常をきたす怖れがあるのです。

つまり、血糖値が急上昇するということは、インスリン分泌が急激に増えてしまうということであり、それにより膵β細胞の機能障害を惹起する、ということですね。

糖尿病の予防に腹八分目だとか、食事はゆっくりよく噛んで、とか言われるのは、血糖値が緩やかに上昇するための配慮なのです。

ん~。

判断し辛いところですが、一応コーヒーにより血糖値の急上昇が抑えられれば、糖尿病の予防につながるという理由が、少しは説明できたでしょうか……。

まぁ、細かいことはどうでも良いという方は次の一言だけ知っておいてもよいかもしれないです。

コーヒーは2型糖尿病のリスク低下に効果的。

コーヒーと糖尿病関連の研究は結構進んでいるみたいなので、多分ネットで検索するだけでも色々出てくると思いますので、興味のある方はぜひ。

さて、こんなところでしょうかね。

あ、ただ、クロロゲン酸とトリゴネリンは熱に弱く焙煎の過程で多くが失われてしまうので、これらの効果を望むならば浅煎りのコーヒー豆を飲む方が良いと思われますね。

一口にコーヒーと言っても、浅煎り、深煎りはもちろん、豆の種類や挽き方でも差が出ますので、その辺をちょっと頭の片隅にでも置いておいてくれると良いかもしれません。

では。


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2009.07.28 Tue l テキスト(食品・栄養関係) l COM(0) TB(0) l top ▲

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