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更新頻度が下がったのには、理由があります。

やらなきゃいけないことがあるのにも関わらず、アニメ50話分をぶっ続けでみちった。

結構前の作品なんだけど、まぁもろもろの理由により見ることにした。

交響詩篇エウレカセブンね。

ま、つい最近、戦争における「人殺し」の心理学(デーヴ・グロスマン)を読んで、これの感想をどうしようと思っていたところだから、いろいろ絡めて書いていくわ。

えと。

一応、以下の作品を絡める予定。

交響詩篇エウレカセブン(アニメ)
天元突破グレンラガン(アニメ)
最終兵器彼女(漫画)
イリヤの空・UFOの(小説)
バッカーノ!(アニメ・小説)←おまけ。


言っても、エウレカ以外はもう随分前に見たり読んだりしたのだから記憶が、ね。

多少内容が違ってたらごめんなさい。

もちろんネタバレはいくらか含みます。

今後見る予定がある人は注意。



あ、あと始める前に言っておきます。

この本は賛否両論が出ること間違いない。

個人的には好きだったけど、大嫌いだと思う人もたくさん出ると思うね。

特に後半に行けば行くほど。



それからこういう風に特定の作品を対象にして物を書くと、作中におけるキャラクター性とか作品の核とかに触れたくて仕方なくなるんだけど、一応今回は読書感想文ってことでいろいろ割愛してます。

ああ。また書き直すかもね。

分からんけど。

んじゃ、そろそろ始めようか。
戦争における「人殺し」の心理学 (ちくま学芸文庫)戦争における「人殺し」の心理学 (ちくま学芸文庫)
(2004/05)
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1.殺人と抵抗感~同種と異種

異種であれば殺すことは容易く、同種だと相手を殺すまで戦うことはめったにない、とされる。
言い方を変えれば、同種を殺すことには強い抵抗感が生まれるということである。




まず同種の件。

フィクションだと、この抵抗感はあまり描かれない。

否、特定のキャラについては描かれることも多いけれど、大部分についてはあまり描かれないように思う。

エウレカに関していえば、レントンと後半のエウレカにはそれが見られる。

同種を殺すことへの抵抗感。

この辺をいかにうまく解決するかが重要で、それを打破するために恋愛・友情系が用いやすいわけ。

また個VS個になると現れがちだけど、大勢VS大勢になると消えるって感じもある。

ここで出てくるのが集団免責距離の問題。

詳しくは以下で。

簡単に触れておくと、同種VS同種あるいは同種VS異種のの抵抗感を軽減するために、ヒロインに特定の役回りが与えられる。

「守りたい」って奴。

くどいようですが、詳しくは下でやりますので、次に異種の件に入ります。

これはエウレカとグレンのみかな。

人間VS○○っていう形になるのは。

ポイントは、共存?

異種は容易に殺せます。心理的には、ね。

しかも、両作品において異種は敵なんだよね。

そこでストーリー性を強めるために、ヒロインが異種になる必要が出てくる。

無論、サイカノ・イリヤもヒロインは異種と呼んでもよい。

少なくとも、人間では、ない。

異種で話を深めるのは難しいから、ここでやめる。

とりあえず、この章で言いたかったのはこれ。

本来なら、人間は最後まで殺すことを抵抗し、最終的に殺すのを「諦める傾向」すらある。

なのに、なぜ作中で登場人物は敵(相対する相手)を殺すのか。

それを以下でやります。



2.集団免責

集団免責っていうのは、つまり大勢いればその分責任が分散されるから個々の責任の比重が下がるってこと。

要は、エウレカであれグレンであれ、団体を作って戦うっていうのは、わかりやすい。

また集団免責になると「仲間が殺されたから」っていう大義名分が生じやすい。

実際は、自分が死ぬ可能性があっても発砲しない場合が多いらしいが、フィクションでは関係ない。

誰かのために人を殺す、というのは正当化されやすいわけですね。

世界を守るため、というのはあまりにも綺麗過ぎる口上でしょう。

綺麗過ぎて逆に触れたくないくらいに。

だが、視聴者を、また登場人物自身を納得させるためには適切な理由。

自分が死にたくないから殺す、よりは、誰かを守りたいから殺すの方がドラマ的に美しいもの。

あー、こっから結び付けてみようか。

そもそ物語において、重要なのはヒーローとヒロインの動向(恋愛要素)、登場人物の成長などが挙げられるけれど、こういう作品は、その重要度が高い。

まずヒーローに比べてヒロインの方がキーパーソンになっているという点が大きい。

つまり、ヘタレだけど何だか選ばれた者みたいな感じのヒーロー(無論、最終回までにはヒーローと呼ばれるまでに成長する)と、人間ではない存在で世界の鍵となるヒロイン。

エウレカで言えば、レントンとエウレカ。

グレンで言えば、シモンとニア。

サイカノで言えば、シュウジとちせ。

イリヤで言えば、浅羽とイリヤ。

4作品っていう限りなく少ない例だけど、いずれもそういう役回りになっている。

では、なぜヒーローがキーになりえないのか。

その理由として、主人公は死んではいけないから、というのがまず挙げられると思う。

もっと言えば、ヒーローの死よりもヒロインの死の方がインパクトを与えやすいから、かもしれない。

ヒロインの喪失っていうのは、言葉にできない圧倒的な惨劇。

それから、守るっていうワードも重要だしね。

ヒーローはヒロインを守る、守ると言い続ける。

くどいくらいに。

くどいくらいに、って言うのがポイント。

ヒーローはヒロインを守る構図を視聴者に知らしめておく必要がある。

これが凄い大事。

なぜなら結末はほぼ必ずといっていいほどヒロインがヒーローを守る結果になるから。

このコントラストが響く。

「守ると言っていたのに守れなかった」っていう、ね。

ストーリー展開的にはそうなるはず。

むしろ、そうならないとすっきりしない。

ただその後、ヒーローとヒロインの未来がどうなるかが腕の見せ所。

上記4作品で言えば、エウレカは圧倒的なハッピーエンド。

違う視点で見れば、グレンも負けないくらいのハッピーエンド。

もちろん個人的感想ですよ。

で、エンディング的にはグレンの方が好き。

下の2つはハッピーエンドとはちょっと違うかなぁ、と。

サイカノは、2人以外は死亡エンド。

イリヤは、イリヤ死亡エンド。

で良いのかな。

サイカノはハッピーエンドではない、と思う。

途中で随分良い部分があっただけに、個人的にはそんなに好きじゃない終わり方。

イリヤはヒロインのヒーロー性が顕著だね。

っつうか、イリヤはねぇ……。

アニメ版を見てないから何ともいえないんだけど、“最後の道”がかなり良かったから少し物足りない感もあった。

でも、読後の喪失感はグレンを越える。

もう一度読みたいんだけど、二度と読みたくない作品の代表格。

次に手に取るのはいつになるだろうねぇ。



3.距離(物理的及び心理的)と殺しやすさ。

はい、これ。

距離ね。

つまり、ミサイルとかレーザーならがんがん撃てる。

遠くなればなるほど、「人殺し」の抵抗感が減るってこと。

けど、個人戦になると厳しい。

刺殺くらいに距離になると、相手の顔もはっきりと認識できるし抵抗感が大きい。

その心理を払拭するのがロボットだろうと。

ロボットアニメは見た目のインパクトもそうだけど、人と人の殺し合いだっていうのが視覚的に理解できない点で、「人殺し」の心理的ストレスを軽減していると思われる。

(ロボットアニメといえば、と言われるだろうガンダムとかエヴァが全く分かんないから的外れなこと言うかもしれんけど、エウレカとグレンはロボットアニメだし、それで許して)

レントンが千切れた腕を見て、鬱になったところを見ればそれは顕著。

死、っていうのが遠い。

下の2つはちょっと違うね。

戦争ものだから。

だけど、戦争という観点からみると爆撃っていうのが当てはまるかな。

上空から爆撃するっていうのは、かなり距離もあるし、下にいる人が見えない場合すらある。

これだと心理的負担はかなり軽減されるでしょう。

さらに、ちせとイリヤは兵器だという背景もそれを助長する。

わざとこんな言い方をするけれど、ちせやイリヤは兵器だから「人殺し」に抵抗感を覚えていない、と解することができる。

あ、エウレカも当初はそんな感じね。

無論、抵抗感を覚えていないはずはないわけで。

それに気づいて何とかしようとするのがヒーローの仕事。

ま、ヒーローのせいであんな結末を迎えてしまうのがイリヤだったりするんだけど。

ああ、思い出してきた。切ない。



4.訓練をすれば、「人殺し」の抵抗感を軽減することができる。

この辺りはあまり書きたくないんで割愛しますけど、要は訓練次第で抵抗感を減らすことはできる。

これってとても怖い話。

だけど、ある程度は納得。

ちょっと違うんだけど、初期のエウレカやイリヤってそうじゃん。

「人殺し」というかまぁ命令の一種なんだけど、それに従うよう訓練されてる。

だから疑いなく殺す。

イレギュラー分子のヒーローの出現で、徐々に訓練以外の何かを知るわけだけど。

後、ここでは訓練ってあるけど、反復っていうのはあるだろうね。

嫌な言い方をすれば、一人殺せば、何人殺すも同じ心理になる可能性はあるってこと。

殺人に快楽を覚える人種だってあるわけです。

それが、おまけ。



おまけ.天性的に人殺しの素質がある人間も数%存在する。

最後にちょろっとようやくバッカーノの話。

天性的に人殺しの素質がある人間。

ラッド・ルッソを挙げるのが妥当なのかな。

あの作品は登場人物のほとんどがネジ2、3本くらいぶっ飛んでるから誰を挙げても良いんだけど。

「殺人享楽者」という点からラッドであるべき。

彼は上記の全ての点から大きく外れる。

「人殺し」に心理的抵抗感もなけりゃ、距離も関係ない。

ましてや訓練を受けたわけではない。

生まれつき、殺人に快楽を覚える人種。

でも狂人ではない。

彼は枠から外れたタイプの人間。

人間は「人殺し」に抵抗を覚えるのだけれど、皆が皆そうではないということ。

やはり人間の性質を決める上で環境ももちろんだけど遺伝も大きいのかもしれないですね。





はぁ、長い。

こんなもんで良いや。

読み直す元気もないし。

じゃあ、また。

ああ。一応、貼っとくか。

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